山崎貞一賞及び鈴木桃太郎賞等について
当会は、防衛大学校(以下「防大」という。)の教官等で、学術及び教育面において優れた功績を挙げた者に対して、山崎貞一賞、鈴木桃太郎賞及び研究奨励賞並びに教育奨励賞等を贈呈しています。
将来の伸展性が期待できる若手研究者(原則として45歳以下)に贈呈。
学術に関する研究活動への取組が顕著である若手教官(原則として40歳未満)に贈呈。
当会は、山崎貞一氏(元・東京電気化学工業(現TDK)株式会社代表取締役社長、同社代表取締役会長。「山崎貞一氏について」もご覧ください。)の長年にわたる防大及び当会に対するご貢献を記念し、優れた業績を挙げた防大に勤務する研究者等に対して、今後の活躍を期待し、前身の財団法人防衛大学校学術・教育振興会(以下「旧法人」という。)時代の平成4(1992)年度から「山崎貞一賞」(令和元(2019)年度に「山崎賞」を改称。)を贈呈しています。
さらに、令和元(2019)年度から、鈴木桃太郎氏(元・東京都立大学教授、同大学理学部長、初代防衛庁技術研究所長、初代防衛大学校副校長。「鈴木桃太郎氏について」もご覧ください。)の防大発足当初におけるご貢献、特に長年にわたり教官の招聘など教育態勢の整備に尽力されたご功績を記念し、若手研究者を対象とする「鈴木桃太郎賞」を贈呈しています。
このほか、当会は、研究への取組が顕著である防大に勤務する若手教官に対して、今後の活躍を期待し、旧法人時代の平成16(2004)年度から「研究奨励賞」を贈呈しています。
なお、平成5(1993)年度から平成30(2018)年度まで、将来の伸展性が期待できる若手研究者に「山崎奨励賞」を贈呈していました。
学生教育に対する教育内容及び方法の改善・向上への取組が顕著である教官に贈呈。
当会は、学生教育への取組が顕著である防大に勤務する教官に対して、今後の活躍を期待し、旧法人時代の平成14(2002)年度から「教育奨励賞」を贈呈しています。
当会は、山崎貞一氏のご貢献を記念して、優れた業績を挙げた防大の研究科学生及び研修生に対して、今後の活躍を期待し、旧法人時代の平成8(1996)年度から「学生研究奨励賞」(令和元(2019)年度に「山崎学生奨励賞」を改称。)を贈呈しています。
学術的・専門的な図書で、防大教官が執筆、完了した出版物などに助成。
当会は、山崎貞一氏のご貢献を記念して、旧法人時代の平成7(1995)年度(ただし、平成7年度は該当なし。)から、防大に勤務する教官(平成30(2018)年度までは、対象は文科系のみ。)が研究の成果を出版するに際し、その出版物に対して助成をしています。
山崎貞一氏について
略歴
明治42年 8月 5日 静岡県生まれ
昭和10年 東京工業大学電気化学科卒業
同 13年 東京電気化学工業(現TDK)株式会社に入社
同 22年 同社代表取締役社長
同 44年 同社代表取締役会長
その後、
社団法人経済団体連合会評議員理事、
財団法人防衛大学校学術・教育振興会常務理事 などを歴任
平成10年11月20日 逝去 享年89歳
防衛大学校及び当会に対する貢献
山崎貞一氏は、戦時中の陸軍における経験から、戦後の科学技術の研究開発に強い意欲と問題意識を持たれ、国を憂うる気持ちと相まって、防衛大学校(以下、「防大」という。)における研究と教育に大きな関心と期待を寄せられ、防大の研究・教育に私財を提供されるなど多大な貢献をされた。
具体的には、以下のとおりである。
昭和46年度から62年度まで、専務理事を務める「財団法人加藤科学振興会」から、防大の若手教官に対する研究奨励金を提供、昭和48年度から51年度まで、私財を提供し、防大に諸外国の高名な学者を客員教授として招聘するための滞在費等の一部を援助し、さらに、昭和52年、「防衛大学校学術振興基金」の設立に当たり、自らこの基金募集の取りまとめ役を引き受け、企業及び関係者に働きかけられ、52年度から60年度まで、集められた資金を、代表幹事を務める「防衛大学校学術振興後援会」から提供し、「防衛大学校学術振興基金」を財団法人化すべく準備中であった昭和61年11月、その設立のための基金として、私財7千万円を寄贈し、財団の基本財産形成に多大な寄与をされ、昭和62年8月7日に「財団法人防衛大学校学術・教育振興会」が設立された後は、常務理事として同会の運営に尽力され、逝去されるまで務められた。
鈴木桃太郎氏について
略歴
明治34年 7月14日 台湾台北庁生まれ
大正14年 東京帝国大学理学部化学科卒業
武蔵高等学校講師
同 15年 武蔵高等学校教授
昭和 5年 東京府立高等学校教授
同 8年 東京府在外研究員
同 20年 戦時研究員
学術研究会議委員
東京工業大学講師
日本学術振興会委員
同 21年 東京都立女子専門学校長兼東京都立第6高等女学校長
同 24年 東京都立大学教授、同大学理学部長東京都立女子専門学校長兼任
同 28年 保安庁技術研究所長兼保安大学校副校長
同 29年 防衛庁技術研究所長兼防衛大学校副校長
同 30年 防衛大学校副校長兼教授
同 42年 防衛大学校副校長兼教授を退職
上智大学教授
平成 4年 7月29日 逝去 享年91歳
防衛大学校に対する貢献
鈴木桃太郎氏は、昭和28年3月、保安庁技術研究所長兼保安大学校副校長となり、同年4月の保安大学校開校以前からその創設に参画し、昭和29年7月、防衛庁の発足に伴い、防衛庁技術研究所長兼防衛大学校副校長(初代)となり、昭和30年3月には防衛大学校副校長専任となり、同時に教授を兼ね、都合14年の長きにわたり学校長を補佐し、主として学術教育の面において、防大の基礎を確立し、その運営に尽力された。
同氏は、在職中、教科課程の編成、研究施設の整備、教室組織の創設、理工学研究科の設置など教育態勢の整備については、自ら企画立案し、その実現に当たったが、特に教官の陣容の構成には、最も腐心努力されたところであり、全国各方面から優秀な学者を招致するため東奔西走し、尽力された。
受賞者一覧
令和5年度受賞者一覧
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受 賞 者 |
所 属 |
研 究 内 容 等 |
山崎貞一賞 |
選考なし |
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鈴木桃太郎賞 |
選考なし |
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鈴木桃太郎賞 |
選考なし |
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学生研究奨励賞 |
選考なし |
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学生研究奨励賞 |
選考なし |
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学生研究奨励賞 |
選考なし |
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教育奨励賞 |
苅込 勝也 |
防衛学教育学群
戦略教育室
准教授 |
システム運用を専門とし、自身の職務経験に基づく知見及び日進月歩で進化するサイバー領域の知見をわかりやすく学生に考えさせる講義を行い、特に「作戦基礎」の講義においては、コンピューター上で悪意のあるメール送信や誤送信を学生に実際に体現させるなど工夫している |
教育奨励賞 |
鵜飼 孝盛 |
電気情報学群
情報工学科
講師 |
情報数学等の講義で厳格な数学の定義をかみ砕き、正確さを損なうことなく学生が興味を持つように講義を行い、特に「コンピュータリテラシー」の講義においてはコンピューターに用いる言語の仕組みを解説しながら、演習形式を取入れ学生とコミュニケーションを図りながら講義を進めている |
研究奨励賞 |
山本 浩二 |
応用科学群
応用化学科
講師 |
多核金属クラスターの精密合成及び構造・反応性の解明に関する研究において優れた成績を挙げており、ネイチャーの姉妹紙であるネイチャー・コミュニケーションズ誌に2編の掲載実績があり、主要論文数37編及び最近5年間の主要論文数12編の研究実績がある |
研究奨励賞 |
江原 祥隆 |
電気情報学群
通信工学科
准教授 |
通信材料工学分野の通信用電子部品に不可欠な圧電デバイス作製技術やセンサーの信頼性に関する研究において顕著な業績を挙げており、主要論文数48編(うち最近5年間8編)の研究業績を有し、これらにより第38回強誘電体会議最優秀発表賞を受賞している |
出版助成 |
選考なし |
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令和4年度以前はこちら
令和4年度受賞者一覧
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受 賞 者 |
所 属 |
研 究 内 容 等 |
山崎貞一賞 |
竹清 貴浩 |
応用科学群
応用化学科
准教授 |
生体分子の凝集過程における分子間相互作用を物理化学的に解明することに関する研究 |
鈴木桃太郎賞 |
土屋 知洋 |
総合教育学群
外国語教育室
准教授 |
現代英語の語法文法に関する研究 |
鈴木桃太郎賞 |
山田 浩之 |
システム工学群
機械工学科
准教授 |
機械材料及び構造体の衝撃変形に関する、実験・解析・理論の観点からの研究 |
学生研究奨励賞 |
Phung Quang Quan
(フン・クァン・クァン) |
理工学研究科
後期課程
陸軍上尉 |
第5世代移動通信システムに注目されている基地局及び携帯端末において複数のアンテナ素子を利用し、大容量・高速通信を可能とする技術に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
福井 智大 |
理工学研究科
前期課程
2等陸尉 |
劣化したコンクリート構造部材の機械学習を用いた非破壊検査手法に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
多田羅 健志 |
総合安全保障研究科
前期課程
3等空佐 |
国家間戦争における戦闘が大局的な戦争の終結に与える影響に関する研究 |
教育奨励賞 |
齊家 裕一 |
防衛学教育学群
国防論教育室
准教授 |
「軍事と科学技術」において、座学から得た知識を訓練課程においても活用できるような講義を行うとともに、兵器開発の時代的背景を分かり易く説明 |
教育奨励賞 |
菅原 広史 |
応用科学群
地球海洋学科
教授 |
「大気科学」において、当日の天気図等を取り入れ、学生の天気予測技術の向上に努めるとともに、学生とのコミュニケーションなどに優れた技術と工夫による講義を実施 |
研究奨励賞 |
遠藤 寛文 |
総合教育学群
外国語教育室
講師 |
18世紀から19世紀のアメリカ政治史について、北米先住民と同盟関係があった欧州諸国の影響力を排除する動きを伴っていたことを明らかにしたこと |
研究奨励賞 |
根本 文也 |
電気情報学群
機能材料工学科
講師 |
熱測定と量子ビームによる解析により新規材料であるイオン液体が形成するナノ構造が低温側に存在しうる液晶相の構造揺らぎであることを明らかにしたこと |
出版助成 |
該当なし |
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令和3年度受賞者一覧
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受 賞 者 |
所 属 |
研 究 内 容 等 |
山崎貞一賞 |
該当者なし |
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鈴木桃太郎賞 |
三村 守 |
電気情報学群
電気電子工学科
准教授 |
サイバーセキュリティ分野におけるサイバー攻撃・防御に関
する研究 |
学生研究奨励賞 |
Nguyen Thanh
Binh
(グェン・タイン・ビン) |
理工学研究科
後期課程
陸軍上尉 |
メタマテリアルを用いた電磁波制御応用に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
小松 喜治 |
理工学研究科
後期課程
1等陸尉 |
砂防分野における構造物の設計法に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
川口 大貴 |
理工学研究科
前期課程
2等海尉 |
超広帯域レーダに深層学習を適用したドローン識別手法に関
する研究 |
学生研究奨励賞 |
船津 拓実 |
総合安全保障研究科
前期課程
2等陸尉 |
米国が重要な戦略的資産であるパナマ運河をパナマに返還し
た理由の分析に関する研究 |
教育奨励賞 |
藤原 浩幸 |
システム工学群
機械工学科
教授 |
担当科目である「機械力学Ⅰ」の振動現象において、専門的
な知見とFD活動の成果をもとに、板書による授業に加えて
実際の実験装置で測定したデータを示して、振動現象がより
学生に理解しやすいような授業を行い、教育効果の向上、修
学意欲の向上に多大なる貢献をした。 |
教育奨励賞 |
金澤 裕之 |
防衛学教育学群
統率・戦史教育室
准教授 |
教官と学生との双方向性を追求し、講義内容への異論・反論
を奨励するとともに学生からの意見の紹介・解説、学生間討
論などを実施して、学生自らが問題意識を持ち、問題解決法
を考える姿勢の授業を行い、教育効果の向上、修学意欲の向
上に多大なる貢献をした。 |
研究奨励賞 |
所 雄一郎 |
応用科学群
応用化学科
助教
|
環境に応答して立体構造とともに色調が変化する有機色素材
料を開発し、これにより将来的に有害物質による危険性を色
の変化で察知可能な有機色素材料の開発につながる色調変化
メカニズムの解明が期待される等研究活動への取組が極めて
顕著である。 |
研究奨励賞 |
森本 貴明 |
電気情報学群
機能材料工学科
講師 |
ヒューマン・インターフェース・デバイスの発展・普及に寄
与させることを念頭に、薄膜半導体材料による環境負荷の少
ないフレキシブルな電子回路の実現を目指す研究を行い、材
料分野の中でも特に競争率が高い研究領域でありながら科学
研究費を獲得する等研究活動への取組が極めて顕著である。 |
出版助成 |
該当なし |
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令和2年度受賞者一覧
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受 賞 者 |
所 属 |
研 究 内 容 等 |
山崎貞一賞 |
田中 宏明 |
システム工学群
航空宇宙工学科
教授 |
高精度大型宇宙構造システムに関する研究 |
鈴木桃太郎賞 |
今村 怜 |
総合教育学群
外国語教育室
講師 |
語順の機能に関する研究 |
鈴木桃太郎賞 |
井上 曜 |
電気情報学群
電気電子工学科
准教授 |
液晶の光デバイス応用に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
松林 一也 |
理工学研究科
後期課程
防衛技官 |
小型・広帯域アンテナに関する研究 |
学生研究奨励賞 |
清田 翔吾 |
理工学研究科
前期課程
2等陸尉 |
飛来物衝突を受ける鉄筋コンクリート版の耐衝撃補強法に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
Bui Duc Viet
(ブイ・ドク・ヴェト) |
理工学研究科
前期課程
陸軍中尉 |
UAVによる未知環境探査のための深層マルチタスク学習に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
長谷川 悌 |
総合安全保障研究科
前期課程
3等海佐 |
男性海上自衛官のジェンダー意識に関する研究 |
教育奨励賞 |
今村 怜 |
総合教育学群
外国語教育室
講師 |
英語教育の材料となる動画を収集しその動画を取り入れた最新の教授法とアクティブラーニングを取り入れた授業を行い学生の英語力の伸長・定着のために工夫を凝らし教育効果の向上を図った。また英語の基礎学力が不十分な学生でも楽しく英語学習に取り組めるよう修学意欲の向上に多大な貢献をした。 |
教育奨励賞 |
田邉 豊和 |
電気情報学群
機能材料工学科
講師 |
最先端のハイテク材料に関する研究成果や知見を授業に取り込み学生の関心を高めるべく努力を重ね教育効果の向上を図った。また、空間群やフーリエ変換といった学生が苦手とする抽象的な概念を多用する科目ではより具体的な実デバイスとの関連付けを強調して学生の興味を引き付ける工夫を行い学修効果の増大に多大なる貢献をした。 |
研究奨励賞 |
菅沼 慎一郎 |
人文社会科学群
人間文化学科
講師
|
ストレス管理、心理学的支援法、認知行動療法等をテーマとする研究を精力的に行い、平成30年には著書「(前向きな諦め)を促すインターネット認知行動療法:日本文化にそくした心理支援のために」を出版し、自衛隊員のメンタルヘルス維持・向上に向けた心理学的支援法の開発を計画した。 |
研究奨励賞 |
平田 靖透 |
応用科学群
応用物理学科
助教 |
低温における表面磁性の動的観測といった新規の研究分野を開拓し、実験器材の開発改良と維持を行うことに秀でており、 強相関電子系化合物の光物性に関する研究の総論文数が39編、主要主書論文数が4編を数え、その多くの論文が世界で最も権威ある論文誌に掲載されている。 |
出版助成 |
佐々木 智弘 |
人文社会科学群
国際関係学科
准教授 |
『中国官僚組織行動-電気通信事業改革の政治過程』(出版時の書名は、『現代中国の官僚組織行動-電気通信事業改革の政治過程』) |
令和元年度受賞者一覧
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受 賞 者 |
所 属 |
研 究 内 容 等 |
山崎貞一賞 |
該当者なし |
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鈴木桃太郎賞 |
岸村 浩明 |
電気情報学群
機能材料工学科
准教授 |
衝撃高圧による材料創製に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
片岡 新之介 |
理工学研究科
後期課程 |
衝突荷重を受ける鉄筋コンクリート版の耐衝撃設計法に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
Nguyen Thai Duong
(グエン タイ ズオン) |
理工学研究科
前期課程 |
超音速複葉翼機における高揚力装置の空力特性に関する実験的研究 |
学生研究奨励賞 |
三影 昇平 |
理工学研究科
前期課程 |
光・電子機能を有する柔軟性有機単結晶の開発と半導体デバイスへの応用に関する研究 |
学生研究奨励賞 |
宇垣 承明 |
総合安全保障研究科
前期課程 |
一方的な現状変更は何故「既成事実化」されるのか
- オスロ・プロセスに見る現状容認の帰結 -に関する研究 |
教育奨励賞 |
丸山 大介 |
人文社会科学群
人間文化学科
准教授 |
学生の授業への興味を喚起することに心掛け、積極的にコミュニケーションを取ることにより発言しやすい雰囲気を作るとともに修学意欲の向上を図り、学生の理解を深めるために画像や映像を活用して学修効果の増大に努めた |
教育奨励賞 |
吉冨 健一郎 |
システム工学群
機械工学科
准教授 |
学生の教育に熱心に取組み、他大学の制御加工分野のカリキュラム・講義方法や基板製造会社等の技術紹介を調査するとともに講義の分かり易さの向上を図った。また、最新情報の更新を行い、卒業後も応用が効く教育を目指し実践的な授業を行った |
研究奨励賞 |
山田 秀人 |
応用科学群
応用化学科
助教
|
高分子材料の熱的特性に関する研究。特に、高分子材料の劣化反応とそのメカニズムを解明するために熱分解の目視観察及び熱劣化機構の速度論的解析などに基づく研究を活発に行った |
研究奨励賞 |
本城 豊之 |
システム工学群
機械システム工学科
助教 |
運動学・振動力学・車両力学を中心とする動的問題の基礎から機構設計・制御系設計・人間工学に至る応用までの体系的な教育・研究を行っており、 二足歩行動作における定量的な評価の構築を目的として上下半身運動のモデル化に成功した |
出版助成 |
三村 昌司 |
人文社会科学群
人間文化学科
准教授 |
書名「日本近代社会形成史」(東京大学出版会) |
平成30年度受賞者一覧
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受賞者 |
所属 |
研究内容 |
山 崎 賞 |
別府 万寿博 |
システム工学群
建設環境工学科
教授 |
社会基盤構造物の耐衝撃設計法に関する研究 |
山崎奨励賞 |
丸山 大介 |
人文社会科学群
人間文化学科
准教授 |
スーダンのスーフィズム(イスラーム神秘主義)に関する研究 |
山崎学生奨励賞 |
麻生 篤 |
理工学研究科
後期課程 |
航空機におけるモーフィング翼に関する研究 |
山崎学生奨励賞 |
ブイ ヴァン バオ |
理工学研究科
後期課程 |
マイクロ波からテラヘルツ波帯で動作する液晶装荷可変移相器に関する研究 |
山崎学生奨励賞 |
上垣 薫 |
理工学研究科
前期課程 |
新規イソインジゴの合成とその骨格を組み込んだ新たなπ共役構造体の構築と光電気物性の制御に関する研究 |
山崎学生奨励賞 |
福本 正樹 |
総合安全保障研究科
前期課程 |
日本陸軍の「海上機動反撃」構想に関する研究 |
教育奨励賞 |
岩井 啓輔 |
電気情報学群
情報工学科
准教授 |
学生の教育に熱心であり電子計算機を使用した授業に関する知見をより広く深めていくため他大学のプログラミング科目で使用される教材の調査活動成果を活かし座学の講義と電子計算機を使用した実習を組み合わせ効率的かつ実践的に行った |
教育奨励賞 |
德田 道之 |
防衛学教育学群
統率・戦史教育室
准教授 |
防衛学教官として常に創意工夫し学生の授業への参画意識を高めるために動画による視覚効果を活用した手法により学生の理解を深める取り組みを行い学生の修学意欲の向上を図った |
研究奨励賞 |
平原 将也 |
応用科学群
応用化学科
助教 |
錯体を用いた光異性化反応分野の研究 |
研究奨励賞 |
上原 知幸 |
電気情報学群
通信工学科
講師 |
光ファイバ無線の高度化の研究 |
出版助成 |
該当なし |
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平成29年度受賞者一覧
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受賞者 |
所属 |
研究内容 |
山 崎 賞 |
釜谷 秀幸 |
応用科学群
地球海洋学科
教授 |
宇宙における生命発生環に関する研究 |
山崎奨励賞 |
宮内 良広 |
応用科学群
応用物理学科
准教授 |
光第2高調波顕微分光法を用いた層状半導体等の電子物性に関する研究 |
山崎奨励賞 |
中丸 貴史 |
人文社会科学群
人間文化学科
准教授 |
平安朝<古記録>を中心とした東アジア古典学に関する研究 |
山崎学生奨励賞 |
西本 将平 |
理工学研究科
前期課程 |
宇宙天気予報のための太陽フレア放射スペクトル予測モデルの分野における研究 |
山崎学生奨励賞 |
北川 智大 |
理工学研究科
後期課程 |
修理遅延時間を考慮した保全方策の分野における研究 |
山崎学生奨励賞 |
エンフラクワ
・ムンフザヤ |
総合安全保障研究科
前期課程 |
モンゴル軍の国際平和支援活動への参加が発展途上国の軍隊に及ぼす影響に関する研究 |
教育奨励賞 |
小笠原 永久 |
システム工学群
機械工学科
教授 |
日頃から学生の教育に熱心であり、授業において構造物の破壊や航空機の事故など講義内容に関連した例を示して学生と積極的に討論を行い、学生の理解度の挙握に務めるとともに技術の社会的役割について問題意識を喚起することにより教育改善の多大なる貢献 |
教育奨励賞 |
中野 昌英 |
防衛学教育学群
戦略教育室
准教授 |
防衛学教官として常に創意工夫し、学生の授業への参画意識を高めるために発表機会の促進に着意した授業を行い、学生の修学意欲の向上を図るなど学修効果の増大に務めることにより教育改善の多大なる貢献発表機会の促進に着意した授業を行い、学生の修学意欲の向上を図るなど学修効果の増大に務めることにより教育改善の多大なる貢献 |
研究奨励賞 |
野々山 栄人 |
システム工学群
建設環境工学科
助教 |
斜面崩壊や構造物ー地盤系の力学的相互作用を対象として最新の可視化技術をベースにした模型実験を自ら開発し、粒状体の挙動再現に適した空洞離散化を伴う数値解析技術の高度化を行い、その基礎的成果が権威のある学術誌に掲載されるなど研究活動への取組が極めて顕著術をベースにした模型実験を自ら開発し、粒状体の挙動再現に適した空洞離散化を伴う数値解析技術の高度化を行い、その基礎的成果が権威のある学術誌に掲載されるなど研究活動への取組が極めて顕著 |
出版助成 |
高橋 和宏 |
人文社会科学群
人間文化学科
准教授 |
高度成長と日米関係-「経済大国」化とドル防衛をめぐる外交ー |
平成28年度受賞者一覧
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受賞者 |
所属 |
研究内容 |
山 崎 賞 |
該当者なし |
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山崎奨励賞 |
林 正太郎 |
応用科学群
応用化学科助教 |
弾性有機単結晶に関する研究 |
山崎奨励賞 |
山中 倫太郎 |
人文社会科学群
公共政策学科
准教授 |
「防衛憲法」の日独比較憲法研究に関する研究 |
山崎学生奨励賞 |
服部 真代 |
理工学研究科
前期課程 |
液晶の螺旋構造を利用した電気光学効果の分野 |
山崎学生奨励賞 |
大石 碧 |
理工学研究科
前期課程 |
系外惑星系における生命居住可能領域の分野 |
山崎学生奨励賞 |
柘植 裕介 |
理工学研究科
前期課程 |
サイバー攻撃検知手法に関する研究分野 |
山崎学生奨励賞 |
堀口 多喜二 |
総合安全保障研究科
前期課程 |
論文「中国駐印軍ー米軍による中国軍の教育訓練とその成果-」による軍事史研究分野 |
教育奨励賞 |
高橋 和宏 |
人文社会科学群
人間文化学科
准教授 |
常に学生の関心及び意欲を継続させるために労を惜しまず史料を丁寧に探し読解して歴史的事実に近づく研究手法を意欲的に指導した |
教育奨励賞 |
片岡 靖詞 |
電気情報学群
情報工学科
准教授 |
学生の理解に重点を置き初学者にはわかりにくい概念を図及び適切な例を用いて親切かつ丁寧に指導するとともに小テストを通じて一方的な授業とならないよう常に学生との対話を重視する講義を心がけた |
研究奨励賞 |
渡邉 恭子 |
応用科学群
地球海洋学科
講師 |
太陽フレア時における粒子加速および白色フレア現象の観測的研究において国内外で発表し高い評価を受けた |
研究奨励賞 |
井上 曜 |
電気情報学群
電気電子工学科
助教 |
コレステリック液晶の高速光スイッチング素子への応用に関する研究において国内外で発表し高い評価を受けた |
研究奨励賞 |
堀口 俊行 |
システム工学群
建設環境工学科
講師 |
自然災害における土石流や砂防堰堤の強度評価に関する研究において国内外で発表し高い評価を受けた |
出版助成 |
該当なし |
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平成27年度受賞者一覧
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受賞者 |
所属 |
研究内容 |
山崎賞 |
立木 隆 |
電気情報学群
電気電子工学科
准教授 |
高温超伝導体を用いたテラヘルツ波発振素子の開発 |
山崎奨励賞 |
竹清 貴浩 |
応用科学群
応用化学科
准教授 |
不均一溶媒中における蛋白質の立体構造安定性とその溶液構造解析 |
山崎奨励賞 |
青野 祐美 |
電気情報学群
機能材料工学科
准教授 |
炭素を中心としたアモルファス材料 |
山崎奨励賞 |
蒔苗 裕平 |
総合教育学群
体育学教育室
講師 |
運動による骨格筋肥大機構の解明とその応用 |
山崎学生奨励賞 |
金 鎭雄 |
理工学研究科
後期課程 |
高周波デバイス用誘電体材料 |
山崎学生奨励賞 |
小倉 雅樹 |
理工学研究科
前期課程 |
ブロードバンド通信網の遠隔機器制御への応用 |
山崎学生奨励賞 |
外川 雪 |
理工学研究科
前期課程 |
共役系高分子のクリーン合成 |
山崎学生奨励賞 |
五十嵐隆幸 |
総合安全保障研究科
前期課程 |
台湾の「大陸光復」構想と軍事戦略の転換 |
教育奨励賞 |
石井 啓介 |
電気情報学群
機能材料工学科
教授 |
個別補習を行って理解度向上に努めるとともに講義に臨む学生の姿勢を向上させた。 |
教育奨励賞 |
関口 高史 |
防衛学教育学群
戦略教育室
准教授 |
防衛学教官として事業能力の向上に日々つとめ学生の集中力維持及び授業に対する意識高揚に繋がる各種の取り組みを実施した。 |
研究奨励賞 |
宮内 良広 |
応用科学群
応用物理学科
講師 |
光第二高調波発生顕微鏡のユニークな光学応答を利用して半導体から生体まで幅広い対象を観察しその発表が国内外で高い評価を受けた。 |
研究奨励賞 |
山田 俊輔 |
システム工学群
機械工学科
講師 |
流れの剥離現象の解明及び制御に関する研究において国内外で精力的な発表を実施し高い評価を受けた。 |
出版助成 |
松浦 一夫 |
人文社会科学群
公共政策学科
教授 |
立憲主義と安全保障法制ー同盟戦略に対応するドイツ連邦憲法裁判所の判例法形成ー |
平成26年度受賞者一覧
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受賞者 |
所属 |
研究内容 |
山崎賞 |
道下 尚文 |
電気情報学群
電気電子工学科
准教授 |
電磁メタマテリアルのアンテナ応用 |
山崎奨励賞 |
塚本 哲 |
応用科学群
応用物理学科
助教 |
細胞バイオメカニクス |
山崎奨励賞 |
鴫原 良典 |
システム工学群
建設環境工学科
助教 |
津波被害の発生メカニズムの解明と予測手法の開発 |
山崎奨励賞 |
赤上 裕幸 |
総合教育学群
外国語教育室
講師 |
メディア史・映画教育史の社会学的研究 |
山崎学生奨励賞 |
藤山 伸次郎 |
理工学研究科
後期課程 |
単結晶X線構造解析による様々な鎖状化合物のシリカ ライトー1への吸着過程 |
山崎学生奨励賞 |
山崎 祐樹 |
理工学研究科
前期課程 |
新規強誘電体における固相反応法 |
山崎学生奨励賞 |
立山 耕平 |
理工学研究科
前期課程 |
理想的な衝撃吸収特性を有する発泡構造の創成 |
山崎学生奨励賞 |
楠 公一 |
総合安全保障研究科
前期課程 |
日本海軍の情報観 |
教育奨励賞 |
伊藤 融 |
人文社会科学群
国際関係学科
准教授 |
馴染みの薄い南アジア地域の力学を現地の写真等を活用して基礎から教授することと共に、レジュメの工夫や小テストを通じて一方的な授業とならないよう常に学生との対話を重視する講義を心がけたこと |
教育奨励賞 |
竹清 貴浩 |
応用科学群
応用化学科
准教授 |
学生の理解に重点を置き模擬実験等の視覚的な効果を活用した授業を展開するとともに、小テストの結果等に応じた柔軟性のある授業を実践するよう工夫をしたこと |
研究奨励賞 |
林 正太郎 |
応用科学群
応用化学科
助教 |
半導体高分子の合成と機能発現の研究において論文が国外学術誌の表紙を飾るなど業績及び研究の方向性が高く評価されていること |
研究奨励賞 |
市野 宏嘉 |
システム工学群
建設環境工学科
講師 |
爆発を受ける建設材料の挙動の研究において国内外の学会において発表を行い論文奨励賞を受賞するなど研究の内容と取組みの方向性が高く表価されていること |
出版助成 |
佐野秀太郎 |
防衛学教育学群
安全保障・危機管理教育センター
教授 |
書名 「民間軍事警備会社の戦略的意義ー米軍が追求する21世紀型軍隊」 |
平成25年度受賞者一覧
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受賞者 |
所属 |
研究内容 |
山崎賞 |
小林 文明 |
応用科学群
地球海洋学科
教授 |
竜巻等シビアストーム |
山崎奨励賞 |
白川 智弘 |
電機情報学群
情報工学科
助教 |
真性粘菌変形体における計算・記憶・学習 |
山崎奨励賞 |
吉田 秀久 |
システム工学群
機械システム工学科
准教授 |
車両ダイナミクスと人間との関係 |
山崎奨励賞 |
河内 一博 |
総合教育学群
外国語教育室
准教授 |
シダーマ語とクプサビニィ語の形態統語論と意味論 |
山崎学生奨励賞 |
重見 眞千子 |
理工学研究科
前期課程 |
高圧力下におけるイオン液体研究 |
山崎学生奨励賞 |
渡邊 伸 |
理工学研究科
前期課程 |
ナノ構造の作成及び制御 |
山崎学生奨励賞 |
宮崎 幹己 |
理工学研究科
前期課程 |
レニウム無添加単結晶ニッケル基超合金の研究開発 |
山崎学生奨励賞 |
佐藤 一也 |
総合安全保障研究科
前期課程 |
内戦研究 特にある国の内戦が他国の内戦を引き起こす「感染」的現象に関して1950年代のビルマ内戦を事例にそのメカニズムの解明に取り組んだこと |
教育奨励賞 |
石井 由梨佳 |
人文社会科学群
国際関係学科
講師 |
理工系の学生を含む教養教育において、国際法に関する判例をグループごとに報告することで議論を深めるなど、学生の理解度を高めるべく工夫をかさねていること |
教育奨励賞 |
藪下 和樹 |
システム工学群
機械システム工学科
准教授 |
課外時間外における個別指導により、留学生の基礎学力向上に寄与してきたこと及び高等工科学校において留学生に対して実施している教育の円滑な遂行に尽力してきたこと |
教育奨励賞 |
平川 大貴 |
システム工学群
建設環境工学科
講師 |
学生の理解が難しいとされる擁壁に作用する各種土圧の違いに関する授業において、模型や写真を用いるなど常に理解しやすい講義をしてきたこと |
研究奨励賞 |
吉永 智一 |
応用科学群
応用物理学科
助教 |
プラズマに関する多くの分野において、新規性を有した研究発表を行い、国際的に最も評価の高い学術誌に筆頭著者として論文掲載されていること |
研究奨励賞 |
和田 篤 |
電気情報学群
通信工学科
講師 |
光ファイバーブラッグレーティングを用いたセンサー技術の研究において、科学研究費補助金が2回連続採択さてる等、顕著な業績をあげたこと |
研究奨励賞 |
山脇 輔 |
システム工学群
機械システム工学科
講師 |
イン・ハンド・マニビュレーション分野において、国内外の学会にて発表等を行い、新たな知見を与え、研究内容と取り組みの方向性が高く評価されていること |
出版助成 |
野村 玄 |
人文社会科学群 人間文化学科准教授 |
書名 「天下人の神格化と天皇」 |